見慣れた風景。

９月は台風の月ですね。今週末にくるそうです。農家の皆さんや漁師さんなど仕事に差し支える方々を思うと小中学生が喜ぶ災害ランキング一位が台風なんて言ってられないですよ！！なんてネットを見て憤慨しております下世話な雅之です。。
さて今日は団体のお客様のご紹介をさせて頂きます。いつも仲良しメンバー５～７名様で一ヶ月に一度ほどご来店頂き楽しく過ごされている教員のお客様がいらっしゃいます。同期の方だけではなく先輩後輩の中を越えてお付き合いしていらっしゃるんでしょう。とても仲が良いんです。こことりぢゅうとは随分と長いお付き合いをさせて頂いております。皆様が座ると笑いの絶えないお席となります。横目にいつも人と人との暖かさを感じております。ありがとうございます。ただ悲しいことに２年を過ぎたあたりでしょうか、仲良しグループのお一人がご病気でお亡くなりになられたのです。電話でお話を頂戴し残念でなりませんでした。その後、皆様がお集まり頂いた時にお席が一つあいていることに気づきました。何かポコッと穴が空いたような、そんな寂しさを今でも覚えております。
お話の中で「後藤さんが座っていないと寂しいですね。」すると皆様から「きっと今も参加してるよ、後藤ちゃんは。」と逆に励ましを頂きました。「そうですよね」と一言。だったらお箸がないといけません。後藤さんの大好きな琥珀エビスと専用の箸を添えてお席を一つ作りました。うちには会員制もありましてその会員様には一人一人お箸をお作りしております。もちろん後藤さんのお箸もあります。ずっと棚に眠っていたそのお箸を置いて・・・。
その様を見て皆様のお顔がパッと明るくなったようなそんな気がしました。僕も嬉しく常常こことりぢゅうというお店をやっていて良かった、そんな瞬間でした。後藤さん、見ていただいていますか？ここには変わらない皆様とお席があります。いつでもお越しくださいね。そして僕自身これからも笑顔で帰ってこれるこの「とりぢゅう」という居場所を20年でも30年経ったとしてもしっかりと守っていかねばと心に誓いました。

とりぢゅう代表　俵　雅之